演題 1日速習!「蒸留」超入門
   〜基礎から条件設定・設計、トラブル対策まで勘所を学ぶ〜

講師 東京理科大学 大江修造

開催日 平成29年4月26日
場 所  都内(決定次第公開)


プログラム(予定)

T 蒸留プロセスの決定に必須の気液平衡
  (1)物性推算法
  (2)気液平衡の計算に必要な蒸気圧の推算法
  (3)気液平衡理論
    1.気液平衡測定の原理,
    2.理想溶液:ラウールの法則
    3.沸点計算法
    4.x−y線図,相対揮発度
    5.非理想溶液 活量係数とその意味
    6.ファンラール式,マーギュラス式
    7.ウィルソン式,多成分系への拡張
    8.NRTL式,2液相形成系への適用
    9.理想溶液と非理想溶液の関係
  (4)気液平衡計算式選定のポイント
    ファンラール, マーギュラス, ウィルソン, NRTL
  (5)不溶解系の気液平衡の熱力学
     1.共沸温度の推算
     2.共沸組成の推算
  (6)3成分系の気液平衡
     1.蒸留の領域
     2.残渣曲線
     3.不溶解部分のある3成分系
     4.共沸蒸留の原理
  (7)気液平衡における塩効果の計算法
     1.塩効果の原因 溶媒和法(大江モデル)
     2.イオン液体の効果は?
  (8)蒸気圧・気液平衡データの検索方法
     1.気圧・気液平衡データベース構築の調査研究活動
     2.NISTにおけるWebbookの問題点
     3.蒸気圧計算ウェブサイト
     4.気液平衡計算ウェブサイト
U 蒸留塔の理論段数の計算方法
  (1)精留の原理と還流の必要性
  (2)理論段数:マッケーブ・シール階段作図法
      1.濃縮部の操作線の式
      2.最小還流比の計算法
      3.全還流状態
      4.最適還流比の計算法
      5.操作線の作図法
      6.理論段数の作図法
  (3)単蒸留の計算法
      1.レイリーの式
      2.単蒸留の計算法
V 蒸留塔の設計方法
  (1)棚段塔の構造 塔内は矛盾した流れ
  (2)棚段塔の挙動 フラッディング限界
  (3)充填塔の構造 
  (4)充填塔の挙動 フラッディング限界
  (5)棚段塔、充填塔のフラッディングポイントの決定法
  (6)充填塔の圧力損失の決定法
  (7)飛沫同伴の操作範囲・蒸留効率に及ぼす影響
      最近の米国学会での研究発表の内容
  (8)蒸留塔の塔効率、HETPの決定
  (9)理論と経験に基づく設計上の最重要ポイント10項目と指針
  (10)塔形式の選定基準
W 最新の蒸留技術
(1)最近の省エネ蒸留技術
    1.蒸気再圧縮法
    2.塔分割型蒸留塔
    3.内部熱交換型蒸留塔 HiDIC
       原理,塔内流量,パイロットの試験結果
(2)最新の蒸留装置
    1.新型棚段(トレイ)
    2.新型充填物(パッキング)
X 蒸留塔の不具合、故障、破損と診断技術
(1)充填塔の偏流による不具合
(2)蒸留塔の振動による破損
(3)診断技術:ガンマスキャン
Y 蒸留プロセスおよび蒸留装置の開発方法
(1)蒸留プロセスの開発
(2)蒸留装置の開発
    1.蒸留塔用の空気―水系シミュレーター
    2.蒸留塔のパイロットプラント
Z 質疑応答