分離のための相平衡の理論と計算

大江 修造 著

講談社

平成24年3月15日 発行 A5版,237ページ, 定価 4,500円
内 容

混合物の分離・精製操作は,気相,液相および固相間の相変化の際に生ずる組成の変化を利用する.この組成の変化は相平衡状態として熱力学により明確に定まっていて,これを相平衡という.分離・精製のための装置は主に平衡条件にもとづいて設計され,操作される.仮に平衡でない場合であっても,平衡状態を知ることは重要である.したがって,分離・精製を必要とする分野では,相平衡の学習が必須である.

相平衡の研究は活発に行われ,この50年で大幅な進歩を遂げた.著者は長年の産業界および学会における経験から,これまでに発表された相平衡の理論と計算法を検証した。そして本書では,最重要なものを選択し,歴史的背景を踏まえつつ詳細に解説している.また,各理論と計算法を実際の分離装置の適正な設計に活かすために,相平衡の計算例を示した.

本書は,石油精製工業をはじめとする化学工業の分野で分離技術に携わる技術者,ならびに化学工学熱力学の研究者にとって必読の書である.

目 次

第1章 気体・液体の性質

第2章 実在気体の計算

第3章 熱力学の基礎

第4章 相平衡の熱力学

第5章 相平衡

第6章 気液平衡

第7章 液液平衡の推算法

第8章 溶解平衡(気体の液体への溶解度)

第9章 固液平衡(固体の液体への溶解度)

第10章 吸着平衡

Copyright (C) 大江 修造, 2012