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第1章 総 説

1.総説

 化学プラントの設計・運転に際し,取り扱う物質の物性定数は必要不可欠である.特に,化学プロセスの設計は物性定数なくしては不可能である.物性定数は実測値を採用するのが最善の道である.しかし,求める温度,圧力,組成における実測値は存在しない場合の方が多い.このような場合,何らかの方法により求める条件における物性定数を決定しなければならない.実測によるのが最善の道であることはいうまでもないが,多くの場合,時間的制約もあって不可能に近く,またその必要もない.

 それは,過去の実績により得られた物性定数についての知見,ならびに理論的研究により計算により決定することが可能なことによる.このような方法を「物性定数推算法」と呼び,多くの研究者により日々改良が進められている。本書では,この物性定数推算法を,化学プロセス,化学ブラント,化学装置(塔槽類,圧縮機,熱交換器,ボンブなど)の設計に従事する技術者を対象として解説した。本章では,本書の理解に必要な共通な基礎知識につき説明する。

 


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